心理カウンセリングとは何か そして人は何を求め心理カウンセリングを受けるのか

「カウンセリング」「カウンセリング」と、最近よく聞きます。
しかし、このカウンセリングとは何をするものなのでしょうか。
そして人はカウンセリングに何を求め、カウンセリングを受けに来られるのでしょうか。

さて、現在カウンセリングという言葉は世のなかに氾濫しています。
詳しく書くと○○カウンセリングという言葉が大変多いのです。

結婚カウンセリング、離婚カウンセリング、キャリアカウンセリング、育児カウンセリング、ペットカウンセリング、心理カウンセリング等様々です。

では、再度書きます。
カウンセリングとは何をするものなのでしょう?
そして人はカウンセリングに何を求め、カウンセリングを受けに来られるのでしょうか。

結婚カウンセリングでは何を求めカウンセリングを受けに来られるのでしょうか?
⇒それは結婚をするためにはどうすればいいかです。

離婚カウンセリングでは何を求めカウンセリングを受けに来られるのでしょうか?
⇒それはいかに自分に有利な条件で離婚をするか、または離婚後の生活等についてではないでしょうか。

キャリアカウンセリングは?
⇒就職するため、またはいかに自分のキャリアアップを図るかでしょう。

育児カウンセリングは育児の方法、親としての在りかたでしょう。ペットカウンセリングはペットのしつけでしょうか。

では心理カウンセリングにおいては、人は何を求め心理カウンセリングを受けに来られるのでしょうか。
⇒それは自身の抱える生き辛さに対して、いかに対応するか、いかに解決するか、生き辛さからの解放を図るために来られるのではないでしょうか。

さて様々なカウンセリングについて、人は何を求めカウンセリングを受けに来られるのかについて簡単に書きました。
ここで共通していることは、「抱えている悩みについて問題解決を図りたい」ということではないでしょうか。

したがってカウンセリングとは「悩みを解決するための相談の場」であると言えるのではないでしょうか。
(カウンセリングの定義は諸説様々、本も沢山出版されています。何が正解とは言えませんが、とりあえず私が思っているカウンセリングの基本定義を書きました)。

カウンセリングを受けに来られる方は、抱えている何らかの問題を解決をしたいという目的があってカウンセリングを受けに来られるのです。

では、心理カウンセリングについてですが、相談される方の相談内容を「自身の抱える生き辛さに対して、いかに対応するか、いかに解決するか、生き辛さからの解放を図るため」と定義しますと、そのために目指すことは心の問題解決を図り、抱えている生き辛い態度・行動をいかに変容させるかということになります。
(生き辛い態度・行動について具体的に書きますと、自己表現すべきところで遠慮をしてしまう、出勤すべはところ出勤出来ない等、不適応行動のことです)。

したがって心理カウンセリングの最終目標は「不適応行動からの行動の変容」となるのです。

國分康孝先生も「カウンセリングとは、言語的および非言語的コミュニケーシを通して、相手の行動の変容を援助する人間関係である」と[カウンセリング理論 誠信書房刊]の中で述べられています。

心理カウンセリングはカウンセラーがクライエント(悩みを抱えている方)の方に対して言語、非言語による情報よりクライエント理解を深め、問題の本質を探り、言語、非言語を通じて援助行動を行うということなのでしょう。

そして、この援助行動のために大切なことは、まずはクライエントの方を理解するということです。
これが心理カウンセリングと他の○○カウンセリングとの決定的な違いではないでしょうか。

心理カウンセリング以外のカウンセリングでもクライエントの方の理解(何に悩んでいるのか、問題の本質は何か)は必要ですが、心理カウンセリングほどクライエントの方の深い理解は必要としていないと思います。
心理カウンセリングにおける深いクライエント理解とは、クライエントの方の生い立ち、子供時の環境、今の問題、またどのような生き辛さの原因である思考、反応様式を持っているのか等々。クライエントの方の人生の歴史(過去)に深く入ることが多々あります。
それは心理カウンセリングの目指す目標が生育歴により培われた「行動の変容」であり、また「行動の変容」の行動とは、同じく生育歴より培われた考え方(思考)が大きく影響しているからです。

したがって他のカウンセリングにおいてはクライエントの方の生育歴をあまり問題とすることもなく、心理カウンセリング以上にクライエントの方をここまで深く理解する必然性もないのではないでしょうか。

逆に書きますとクライエントの方に対する深い理解がないと、心理カウンセリングは進展しないこともあるのです。

さて、心理カウンセリングにクライエントの方は何を求められるのか。
そして、心理カウンセリングは何をするのか。

1つの結論です。

クライエントの方は「自身の抱える生き辛さに対して、いかに対応するか、いかに解決するか、生き辛さからの解放を図るため」に心理カウンセリングを受けに来られます。
心理カウンセリングとはカウンセラーがクライエントの方に対する理解を深め問題の本質を見極め、抱えている問題をいかに解決していくか一緒に考え相談する場なのです。


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